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zoom RSS 題詠2009鑑賞〜八朔さんの歌

<<   作成日時 : 2009/09/26 19:01   >>

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八朔さんの歌より


003:助
告白を助けることに躊躇いがないから酷い令月の夢魔 


019:ノート
言の葉に笑みを包んで仕舞い擱くノートの角を舐めてはならぬ


054:首
絶滅を祈るべきだと知りつつも首を洗って牙を待つ夜


084:河
空想の自分に溺れ死ぬ河の水清くして透ける白骨 


099:戻
アイツは特急料金の払い戻しに二分足りない遅刻魔



八朔さんのお歌は、物語が潜んでいるようです。それを自分の中で展開させ、ひろげていく楽しさ・・・読み手の特権を存分に享受して読ませていただきました。
たとえば019:ノート。秘密にしたい日記かな?言葉でつづった楽しい思い出は、ノートにしまって誰にも触れさせたくはない。だから、唾をつけてそのページをめくろうとするなんて、もってのほか!上句の柔らかさと、下句の厳しい禁止のギャップが興味深いです。
また、悪魔的な側面を詠んだ003:助、一方、悪魔のようなものを秘かに待つ054:首。どちらもその「魔」の部分に魅力を感じます。
同じ「魔」でも099:戻は、しょうがないなぁ的な、人間味ある遅刻魔。キャラクターとして魅力的。
そこを切り口に、脳内で物語が進んでいくのです。

なんて好き勝手に解釈していくと、084:河に教えられるわけです。
自分が空想した世界は、あなたの骨(思考の核)を透かしていますよ、と。

解釈の幅がある分、読み手の個性が暴かれる。そんな楽しさも短歌の魅力の一つだと思います。

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